清掃業の資格にはどんなものがある?国家資格・民間資格について解説!

清掃業は経験や資格がなくても応募可能、年齢不問の求人が多いというイメージがあります。そんな清掃業に関する資格があるのをご存じでしょうか。資格は必須ではありませんが、キャリアアップを目指すなら取る価値はあります。そこで今回は、清掃業に関する資格についてどんな資格があるのか、また資格を取得するメリットなどについてご紹介します。

 

1.清掃業の種類

清掃業と一口に言っても、ハウスクリーニングやオフィスビルの清掃などさまざまな種類があります。ここでは、おもに清掃する場所によって分類される清掃業について解説します。

 

1-1.ビル清掃(ビルメンテナンス)

ビル清掃ではオフィスビルや商業施設の入ったビルなどの共用部である通路、トイレを清掃します。ビル清掃には日常清掃と定期清掃があり、日常清掃は毎日出るゴミや汚れを清掃するものでトイレやエントランスの清掃のほか、業務用の掃除機を使用して床を清掃したりモップをかけたりゴミ回収など行うのです。対して定期清掃は年に数回、多い場合で月に1~2回業務用の機材や薬品で日常清掃では落ちなかった汚れを取り除くもので、床のワックスがけや高所の窓ガラス清掃などがそれにあたります。

 

1-2.オフィス清掃

オフィス清掃はオフィスビルの従業員が仕事する場所や給湯室などを掃除しゴミを回収します。通常、仕事の邪魔にならないよう始業前か就業後に清掃に入ることが多いでしょう。

 

1-3.ホテル清掃

ホテル清掃は客室をチェックアウト後に床に掃除機をかけ、トイレおよび浴室の清掃をします。ベッドメイキングやアメニティグッズの補充も一緒にすることがあります。短時間の間に多くの部屋を掃除する必要があり、手早く片付けられる能力が求められる仕事です。また客室だけでなくエントランスやエレベーターなどの共有部分の清掃もします。

 

1-4.ハウスクリーニング

家へ出向いてさまざまな清掃をするのが基本ですが、エアコンのクリーニングやキッチンの油汚れの掃除、お風呂のカビ除去などを業務用の機器や薬品などを使ってすることもあります。

 

1-5.その他清掃

病院やショッピングモール、公共施設など大規模施設の清掃もあり、出入りする人が多いため除菌や消毒を行う必要があります。

 

2.清掃業の資格

清掃業に関わる資格には国家資格として認められているものと民間の資格があります。また国家資格はビル清掃に関わるものとそれ以外のものに分かれます。

 

2-1.清掃業の国家資格

清掃業の国家資格にはビルクリーニング技能士、建築物環境衛生監理技術者、清掃作業監督者などがあります。ビルクリーニング技能士は1級~3級、基礎級があり学科と実技試験に合格する必要があります。ビル清掃のプロとしてオフィスビルや商業施設などで活躍できるでしょう。1級に合格すると清掃現場の管理者として仕事ができます。

 

建築物環境衛生管理技術者は、通称「ビル管理士」と呼ばれる国家資格です。法律により特定建築物(面積が3,000㎡以上の建物)は、必ず建築物環境衛生管理技術者を置くことが定められているためこの資格は重宝されるでしょう。試験を受けるには2年の実務経験が必要です。

 

清掃作業監督者は清掃作業の監督、管理業務の担当者のための資格と言えます。ビルクリーニング技能士1級と建築物環境衛生管理技術者の資格をすでに持っている人が挑戦できる資格です。国家資格ではほかにハウスクリーニング技能士があります。ハウスクリーニング技能士は。試験は筆記と実技があります。国家資格であることと3年以上の実務経験がないと受験できないことから信頼を得やすくなります。

 

2-2.清掃業の民間資格

清掃業の民間資格には、ハウスクリーニングアドバイザーやクリンネスト1級などがあります。ハウスクリーニングアドバイザーは住宅の清掃についての技能を証明するもので、家の掃除に必要な道具の扱い方や、状況に応じた適切な掃除方法の知識・技術が身についていることを証明できます。クリンネストは1級と2級があり、掃除のプロとして記載が認められているのは1級からです。そのほかにもクリーニングインストラクターや掃除能力検定、エアコンクリーニング士、ハウスクリーニング技能士などの資格があります。

 

3.清掃関係の資格を取得するメリット

ここでは、清掃に関する資格を取得するとどのようなメリットがあるのかについて解説します。

 

3-1.自宅での掃除に役立つ

清掃に関する資格を取得すると、自宅でも掃除がうまくできるようになるでしょう。清掃関連の資格を取るためには正しい掃除方法を学ぶため、効率よく掃除ができるようになります。また、汚れの取り方も学ぶことからレンジフードやエアコンも業者に依頼しなくても自分で掃除ができ、コスト削減もできます。

 

3-2.就職・転職の際にアピールできる

資格があると、清掃業の就職・転職時に有利にはたらく以外にも、介護・福祉業界ではとくにスキルとして重宝されるでしょう。また、飲食業などでも掃除の技術は役立つはずです。

 

3-3.仕事のスキルアップにつながる

掃除資格・清掃資格を取得すればスキルアップにつながります。リフォーム・ハウスクリーニング会社のスタッフをはじめ、宿泊施設の清掃スタッフも掃除スキルによって活躍の場が増えることが期待されています。掃除・清掃資格を取得して講師として活動する人もいます。

 

4.まとめ

清掃業に関連する資格には国家資格・民間資格の両方があります。清掃業に就くのに資格は必須ではありませんがステップアップを目指したい。清掃のプロとして働きたいと考えるなら取得をおすすめします。

 

「株式会社シー・シー・クルー」はオフィスビルの日常清掃や定期清掃の会社です。これまで多くのお客様に満足度の高いサービスを提供してまいりました。理想のオフィス清掃を実現するにはスタッフの教育が大切です。充実の教育環境で人間としても成長できる当社で働いてみませんか。お問合せをお待ちしております。