皆さんは「清掃業」と聞くとどんなイメージが浮かぶでしょうか。体力がいるきつい仕事というイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、清掃業においては現在働きやすい仕事にするための取り組みをする会社が増加するなど、業界全体が変わってきており、これまでのイメージが当てはまらなくなってきています。そこで今回は清掃業のイメージについて、また清掃業の現在の状況はどうなっているのかなどについて解説します。
1.清掃業のポジティブなイメージ
清掃業は清掃する場所によって仕事の内容が変わります。オフィスや商業施設、公共施設や学校、病院などの施設を清掃するものや、ハウスクリーニングなどの個人の住宅を清掃するものもあるのです。このように、人間が社会活動および生活をすればどこでも必ずゴミやほこりは発生するため清掃が必要になります。清掃業はエッセンシャルワーク（生活に欠かせない仕事）の一つなのです。
1-1.人から感謝される
清掃の仕事は、その場を清潔な環境にすることで人々が快適に仕事できたり過ごせたりします。つまり、人のためになる社会的に貢献度が高い仕事といえるでしょう。ハウスクリーニングやオフィス清掃の場合、時にはお客様から感謝のことばをいただくこともあり、人の役に立っているという実感がわきやすいのが清掃業です。また、緩和されたとはいえ人の出入りが多い病院や商業施設、公共施設などにおいては感染拡大を防ぐために毎日の清掃は欠かせません。衛生管理は今後も必須であり、清掃業が果たす役割は重要となっています。
1-2.性別や年齢・経験を問わず活躍できる
清掃業は学歴や資格の有無、性別を問わない求人や年齢不問の求人が多い業種です。作業内容がシンプルでかつルーティーンであるため、未経験でも挑戦しやすくなっています。また、接客業に比べ人と話すことが苦手な方でも仕事ができるという面もあるのです。定年後、高齢者が仕事を探すのは一般的に難しいといわれていますが、清掃の仕事は高齢者でも慣れやすいものが多く、高齢者も積極的に雇用されています。
1-3.柔軟な働き方ができる
清掃業はパートやアルバイトとしてはもちろん正社員の求人も数多くあり、勤務時間も早朝から夕方まで、夜間や深夜の時間帯、フルタイムでの勤務や2〜3時間のみなど自分の都合に合わせて選べます。家事や子育て、介護などで勤務時間を固定するのは難しい、用事があるときは休みたいという方にはおすすめの業種といえるでしょう。
2.清掃業のネガティブなイメージ
清掃業のイメージはポジティブなものだけではありません。ここでは、一般的な清掃業のイメージとしてよくいわれることについて解説します。
2-1.きつい、汚い、危険（3K）
清掃業はいわゆる3K（きつい、汚い、危険）な仕事といわれることがあります。きついといわれるのは落ちにくい汚れがある、重い清掃道具を運ばなければならない、意外と覚えなくてはならないことが多い、限られた時間内に清掃を終わらせる必要があるといったことが理由です。
落ちにくい汚れがあるのは、清掃をする以上ある程度は仕方のないことです。そのために業務用の特殊な洗剤や機械があります。落ちにくい汚れを落とせるようになればスキルアップしたことの証明になるでしょう。また実際は重い清掃道具を持ち運ぶことはほとんどなく、カートに載せて運ぶのが普通です。
多くの清掃現場では細かい手順や方法が決まっているため、はじめのうちは覚えることが多く大変かもしれません。しかしどんな仕事も慣れるまでは同じことがいえるため、清掃業だけが特別ではありません。またホテルなど、時間内に清掃を終わらせる必要がある職場は人によってはキツいと感じることがあるでしょう。
2-2.離職率が高い
清掃業はパート・アルバイといったト非正規雇用のスタッフが多くを占め、社会的に不可欠な仕事であるにもかかわらず離職率が高く、人手不足が深刻な業種です。清掃スタッフが高齢化していることでさらに人手不足が加速すると考えられています。
2-3.年齢層が高そう
清掃業は前項でも触れたように、年齢や性別を問わず幅広く求人募集をしていることもありシニアの仕事、というイメージを持たれることがあります。実際には20代の大学生のアルバイトや子育て中の主婦、シニア層まで幅広い年齢層の方が働いています。
2-4.ネガティブなイメージがある理由
清掃業は向き、不向きがはっきりしている仕事です。これまで、清掃業に向いていないのに清掃業に携わった人が辞めたあと、清掃業のデメリットを強調して広めている可能性もあります。清掃業の仕事は、潔癖すぎてゴミ・汚れを触れない方、掃除が嫌い・できない方、整理整頓が苦手な方は向いていません。逆に清掃業向きなのは、同じ作業を毎日繰り返しても苦ではない方、整理整頓が得意な方、ある程度体力がある方です。
3.まとめ
清掃業のイメージは、ポジティブなものには人から感謝される、年齢などに関係なく活躍できる、さまざまな働き方ができるといったものがあり、ネガティブなものには体力的にきつい、汚いといったものがあります。実際にはそこまで大変ではないことが多く、清掃業界のネガティブイメージをいかに良いものに変えていくかが今後の課題といえます。
「株式会社シー・シー・クルー」は、オフィスの日常清掃や定期清掃をする会社です。オフィス清掃の仕事の醍醐味は清掃したことで部屋がきれいになっていくのが実感できることです。またお客様から感謝されることも嬉しいポイントと言えるでしょう。ホームページでは働きやすい環境でのびのび働く、当社のスタッフの声もご紹介していますのでぜひご覧ください。
